2021/11/06
Why Climb?
アドバイザーAが私のことを雨男だと言っていた。
先日のブログで。
まったく腹立たしい話ですが、私は雨男ではありません。
風男です。
皆さんこんにちは。サービスの松田です。
登山を始めて二年が経ちました。
私が山に登ると、よく突風というか暴風というか爆風にあいます。
天気が良い日を選んで登っているのに。不思議です。
登山天気アプリという科学を駆使し、この日は最高!という日に登っても、
爆風や猛吹雪で遭難しかけ、ほうほうのていで逃げ帰ってきたということが何度も。
なんということでしょう、それが冬山だけでなく夏山でも、です。
夏山で暴風で撤退など、あまり聞いたことがないのですが、私は幾度となくあります。
地獄みたいな顔して撤退してきたことが。
恐ろしいことです。
あごひもの無い帽子など、私はかぶりません。
「なぜ山に登るのか?」
よく聞かれます。
そんなに恐い思いをしてまで、なぜ山に登るのかと。
「山登りの何が楽しいのかわからない。」
実は2年前の私もそう思っていました。
先日、秋を探しに登ってきました。
こんな私でも、時には天気に恵まれることもあります。
いつもの私とは一味違う、穏やかな秋晴れの空。
風は呑気で心地よく、運ばれてくる草木の香りに心が浮き立つ。
艶やかに染まった山々の、紅と緑のコントラストが息を呑むほど美しい。
遥かに高い空。
だいぶ上まで登ってきたはずなのに、なぜなのか町で見る空よりも遥かに高い。
歩き疲れてクタクタなのに、色鮮やかな景色の前に自然と口元が綻ぶ。
Why climb mountains?
なぜ山に登るのか?
その先に見たことのない景色が待っているから、でしょうか。
そしてそして、
世界は想像しているよりも美しいです。