2019/08/31
日本一のあの山へ
皆様夏休みはいかがお過ごしになられたでしょうか
やっぱり夏休みはクーラーの効いた部屋で
甲子園を横になって見ながらゴロゴロゴロゴロ
VW山形中央インドア代表の会田です
しかし
今年は違います
富士登山をしてきました
2年前に東海道新幹線車窓から富士山を見た時に
あんな高い山に登る人の気がしれない
もうそろそろインドアは卒業だ
気合を入れ
この夏
日本一のあの山へ
標高3776M
富士山に挑戦してきたのであります
当店の登山部ことワンダーフォーゲルの隊員に
絶対無理だ!
さらに大場店長からは
まず千歳山からにしたら?
などと言われる始末
普通は段階を経て...
いや、大丈夫です登りきってみせますよ!
と言いたいところですがそんな体力も自信もありませんので
ちょっと富士山見てきます
といった感じで行けるとこまでと
無謀な挑戦です
まず富士登山をするにあたり
登山ルートが4つあるのはご存じでしょうか?
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
各ルートで難易度が違い
いずれも基本5合目から登るのですが
登り始める登山口の標高が各ルート全然違うんです
私がトライしたのは御殿場ルート
他のルートが大体2000M付近からスタートしますが
この御殿場ルートは1440Mからのスタート
登山ルートで一番のロングコース
台風後ともあって天気良好、登山日和
あまり写真では伝わりにくいかもしれませんが
登山口から見える山頂
遠っ!
暑さとは別の汗がタラリ
さて、登山スタートです
浅い砂礫道をジグザグに黙々と歩きます
時々見上げるも遠い山頂...
変わらぬ景色...
あまり山頂見ない方がいいなと思うのでした
スタートから約1時間30分で
ようやく次郎坊
歩き続けて約2時間で
他のルートスタート地点である2000Mへ
この辺りから傾斜がきつくなり
さらに足元が深い砂礫へと変わり足がとられるようになります
試練の始まりです
進もうと足を進めど0.5歩戻され、地味にきつい
でも時折横切る雲が涼しくて気持ちいい
そんな雲に背中を押されるようにして登っていきます
ただこの時はまだ、深い砂礫道&傾斜がこの後もまだまだ続き
苦しめられるとは知らないのでした
やっと新六合目の小屋(無人)が見えてきました
正直この時点で余裕なし
永遠とつらい砂礫道
深砂礫地獄と命名
足が前に出ない状態になっていました
日頃の運動不足が悔やまれます
数歩歩いては息を整えの繰り返しです
でも地道に登るしか方法はないのです
こうなってくると気合と根性のみ
新六合目を越え振り返ると
素晴らしい景色が広がっていました
まさに天空の世界
何とか六合目に到着(さっきのは新六合目)
ここで標高2870M
登り始めて約5時間
やっと半分位でしょうか
スタート地点から1430M登ってきました
ヘトヘトで休憩です
...ん?
何やらプリンスルートなる下山ルートにつながる標識発見
冷静に残りのスタミナは
...20%
下山です
プリンスルートを行くと宝永山馬の背へ道は進み
下山ルート大砂走りへと合流
頂上まで行って来たであろう人達が
上から走ってきます
せっかくなので馬の背へ
↑ 馬の背から見る山頂
↑ 宝永山
↑ 宝永山ガス状態
山の天気は急に変わりこの後
何も見えなくなりました
さて御殿場ルートの下山
大砂走り
靴がスッポリ埋まる位の砂量です
その名のごとく
大砂の一本道を走って下れます
楽しかったのは最初だけでした
ひたすら2時間駆け下ります
なかなか過酷です
しばらくすると両膝崩壊
下山分のスタミナ20%は底を尽き
途中から記憶がありません
が何とか
無事五合目登山口にたどり着きました
しばらく動けず登山口茶屋で放心状態
茶屋から富士山を見上げ六合目とは言えど
素人がよくあそこまで行ったなと
無謀な富士登山挑戦を振り返り黄昏ました
結果
御殿場ルート 六合目2870M
約8時間
両膝崩壊
*
富士山 ありがとう
この感動と痛みは忘れません
来年また鍛えなおして挑戦する!
とかしないとか...