左←→右
昨日、8月13日は「左利きの日」だそうです。
wikipediaによりますと「1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により、右利き用だけでない誰もが安全に使える道具を各種メーカーに対して呼びかけることを目的に提唱・制定された。」とあります。
左利きと言えば、Volkswagen車をはじめ多くの輸入車は、右ハンドル車であってもウィンカーレバーはステアリングコラムの左側に付いています。
国産車の場合は、当然のようにウインカーレバーはステアリングコラムの右側に付いていますよね。
乗り換えた時に「誤ってワイパーレバーを動かしてしまった!」 という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
なぜ輸入車と国産車では、同じ右ハンドルでもウインカーレバーの位置が左右逆なのでしょうか?
Volkswagen車のように、右ハンドル車でもウインカーレバーが左側に付いてる理由は「国際的な規格に則ったもの」だからなのです。
実は、国際規格(ISO:国際標準化機構)で、自動車のウインカーレバーは「左」と定められています。 *
ということは、「自動車のウィンカーレバーの位置=左側」が正式なんですね。
イギリスやオーストラリアなども日本と同様に右ハンドルで左側通行なのですが、ウィンカーレバーは当然のように左側に設置されています。
え!? 日本車が国際規格に合わせていないってこと?
実はそうなのです。
日本では、国際規格が定められる前から右側にウィンカーレバーが備わっていたので、後から規格に合わせて左側に変更してしまうとドライバーが混乱してしまう恐れがありました。
なので、日本は特例的に右側ウィンカーレバーが認められている、というわけなのです。
日本では常識である「右ハンドル+右ウィンカーレバー」は、右ハンドル車が走る国や地域の中でも、とてもレアな部類になる、ということなんですね。
*右ハンドル車の右ウィンカーレバーも定められています