PASSENGER AIR BAG
近年、色々な事故がある中で、安全性を追求するクルマが多くなりました。
自動ブレーキや踏み間違え防止装置など...
そもそも論ですが、大事故の際に乗員乗客を守るためのエアバックは気にされたことがありますか?
「PASSENGER AIR BAG」
PASSENGERとは乗員乗客を表す言葉で、乗員乗客を守るエアバックを意味します。
この写真をご覧ください。
フォルクスワーゲン車は助手席ドアを開けると、PASSENGER AIR BAGの切替スイッチが付いています。
更に拡大していくと、PASSENGER AIR BAGのON/OFFの表示が確認できます。
鍵を差し込みOFFにするとどうなる?
OFFにした後、車内に入るとPASSENGER AIR BAGが黄色くOFFで表示されます。
そもそもPASSENGER AIR BAGをOFFにする理由は何かと疑問に思う方もいると思います。
PASSENGER AIR BAGをOFFにすると、助手席のエアバックの展開がOFFになることを意味します。
では助手席のエアバックをOFFにするときは、どんなシーンがあるのでしょうか。
1.チャイルドシート(特に回転式のチャイルドシート)
2.小さなお子さん
3.小柄な大人や妊婦さん
こんなことを経験されたことはありますか?
車内で大泣きする子供を乗せて運転する際、泣き声が聞こえると本能的に脳がその音に注意を向けてしまうため、運転に集中できない。
どうしても助手席に座らせたいという場面もあると思います。
そんなときに、PASSENGER AIR BAGをOFFにして、助手席に子供を座らせてみたらいかがでしょうか。
因みにエアバックが展開するほどの事故を経験された方はほんの僅かですが、エアバックはある意味、凶器にもなってしまいます。
人間の瞬き(0.2秒ほど)ですが、センサーが作動してからエアバックが膨らむまで0.03秒となります。
エアバックの展開する時間は、時速に換算すると100km/hから300km/hにも達します。
そのため、エアバックに圧迫されて助骨や胸骨を骨折する事故も少なくありません。
また、爆発音で一時的に聴力がおかしくなったり、鼓膜が破れることもあります。
明日から助手席に座られる方を意識しながら、PASSENGER AIR BAGのON/OFFを確認