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2021/06/14

テールゲートを開けたとき、何を確認されますか?

テールゲートを開けたときに、一般的にはトランク容量を確認することが多いと思います。

「ゴルフバックが入るだろうか?」

「キャンプ道具が入るかな?」

その確認に加えて、もう一ケ所確認してもらいたい部分があります。

背もたれ鉄板.jpg

それが赤枠になっている2列目シートのリクライニング(背もたれ)です。

「どのように確認を??」

はい!赤枠の部分を手で叩いてみてください。

叩いたとき、どんな音?どんな感覚がしますか?

フォルクスワーゲンの全モデルには、リクライニングシート内に鉄板が入っています。

叩くと鉄板があるか否か判断できると思います。

また、この画像も確認してください。

ドアキャッチ画像.jpg

2枚の画像を並べましたが、下の画像は車の乗車時に見ている思います。

ドアキャッチ.jpg

ドアを開けた際に、必ず視界に入るドアのストライカー(ドアキャッチ)です。

ストライカーとはロック側のつめと噛み合いドアを保持する重要な役目を持つ部品です。

では、写真にあるもう一つの赤いキャッチはどこにある部品なのでしょうか?

赤キャッチ.jpg

背もたれドアキャッチ.jpg

実は後部座席のリクライニングキャッチの部品になります。

これも、つめと噛み合い背もたれのシートをしっかり保持する重要な役目を持つ部品です。

後部座席シートの背もたれには鉄板が入っており、かつドアを保持するためのストライカー同様、

後部座席にも同じ大きさのリクライニングキャッチが装着されており、シートをしっかりと保持しています。

なぜでしょうか??

三面図.jpg

2つのクルマを比較してください。

上は後部座席シートに鉄板が入っているモデル。

一方で下は後部座席シートに鉄板が入っていないモデルです。

後方から追突された場合、衝撃の強さによっては、リアバンパーやテールゲートなどで衝撃を吸収しきれない場合があります。

衝撃を吸収しきれない場合、後部座席まで衝撃が加わります。

下の絵は、後部座席まで衝撃があった場合です。

もし、後部座席に乗車されていたら・・・考えるだけで恐ろしくなります。

一方で上の絵は、強い衝撃があったとしても、後部座席の背もたれに鉄板が入っていることで、衝撃を食い止めることができ、

加えてリクライニングキャッチにより強い衝撃でもシートをしっかりと保持してくれます。

よく「後部座席のシートはリクライニングしないの?」と質問されることがあります。

快適性も必要ですが、第一に安全に乗車できることで初めて快適な移動手段として使うことができます。

フォルクスワーゲン車ではUP!からArteonまでの全モデルが同じ仕様になっています。

小型車からスポーツカーまで、モデルごとに差別化せず同じ安全基準で・・・・

Y.Saito セールスコンサルタント

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