Staff Blog

2021/04/18

VWのクリップボルトの秘密

みなさま、おはようございます。

VW東名横浜でございます。

いつもVW東名横浜の支店blogを、ご観覧いただき誠にありがとうございます。

引き続き、感染予防対策を強化してまいりますので、

ご安心して、ご来店くださいませ。

今回、ご紹介するのは・・・

何故、VWはホイールボルト式なのか?

ボルト、ナット横IMG_E1710.JPG

こちらが、国産のホイールナットと、VWのクリップボルト(盗難防止)です。

ナットか、ボルトかの違いだけの様に思えますが、

ナットの下側のテーパー形状と、ボルトのねじ山の上側のラウンド形状で違います。

クリップボルト.png

確かに、ナット式ですと、ホイールを脱着する際に、支えが出来るので、

作業が少し楽な面が有ります。

VWの場合は、ホイールハブ部分で、ホイールセンター出しを行っているので、

タイヤが回転した際の、バランス精度が高く、ナットよりボルトで締め付ける事で接触面が増し

200km/h以上のアウトバーンで、長時間走行しても外れない強度を保てます。

ボルト1本にも、安全性にこだわった構造を採用しています。

お客様が、純正以外のクリップボルトを使用する場合は、

ホイールのボルトホールの形状にフィットするか確認してください。

フィットしないボルトを使用すると、規定トルクで絞めても緩んでしまう可能性が有ります。

つまり、ホイールに合ったボルトが必要となりますので、注意が必要です。

ご自身で、タイヤ交換をする際の注意をご紹介したします。

・タイヤは、非常に重量が有りますので、作業中に落としてけがをしない様にしましょう。

・5ボルトで締め付ける場合は、★星を一文字で書く様に順番で締め付けます。

・締め付けには、既定のトルクで絞め詰めなければなりませんので、

必ずトルクレンチを使用し、規定トルクでの締め付けを行ってください。

(締め付け過ぎても、緩くても NGです。)

締め付けすぎたり、斜めに締めこんでしまうと・・・

ボルト拡大IMG_1546 (1).JPG

この様にねじ山を壊してしまう事が有り、思わぬ出費となる

事が有りますので、注意してください。

ですので、タイヤの脱着作業は、私共にお任せください。

ご不明な点があれば、サービスアドバイザーまでご相談ください。

では、また・・・

HM 支店長

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