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2014/12/09

大きな課題。



先日、気になるニュースがあったのでご紹介したいと思います。

12月3日に、三菱重工業とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が

種子島宇宙センターから、小惑星探査機"はやぶさ2"などを乗せた

国産の主力ロケット「H2A」26号機を打ち上げました。



ちなみに、はやぶさ2を打ち上げた目的は、

"1999JU3"という小惑星から岩石を持ち帰るというものです。

そこには、生命のもとになる有機物や、水が存在するとみられ

持ち帰った岩石を分析すれば、

生命の起源をさぐる手がかりが見つかると期待されています。



聞いただけでもわくわくしますね!

でも、私が一番気になったのは、その打ち上げ時刻なんです。

先ほど12月3日とは言ったのですが、

正確には12月3日13時22分04秒 なんです。

なぜこんなに細かく打ち上げ時刻が決められているか

疑問に思いませんか??



それには、燃料に絡む理由があるのです。



ロケットは予定された推力を出し続けて飛翔します。

仮に打ち上げ時刻が1秒ずれたとしても、そのずれを補正するように

推力を増減させることはできないのです。

もしずれがあった場合、

探査機がロケットから切り離されてから、探査機側で軌道修正が必要で、

それにはかなりの燃料が必要になります。

定められた燃料で飛び続けるには

わずか1秒のずれも許されないのです。





軽量化、低燃費で効率よく、環境にやさしく、と

昨今のクルマ業界ではよく言われていますが

自動車だけでなく、宇宙にも、同じような課題が存在するんですね。



はやぶさ2が戻ってくるのは2020年。東京オリンピックの年です。

無事に帰ってきて来てくれるといいですね。



※参考
NAVERまとめ「なんで13時22分04秒?
はやぶさ2が中途半端な時間に打ち上げられたワケ









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泉 貴也 セールス

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