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2023/06/09

ID.4をTiguanと比較してみる(外観編)

当店のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

今回は店長の笹島が担当致します

完全電気自動車のID.4がデビューして半年経ちましたが、まだまだ知名度は低いようです。

初期配車の台数が500台と少なかった事もありますが、

我々から皆様へのアピールも足りていないのだと反省しなくてはいけませんね

というわけで、今回はID.4の特徴的なポイントについて、

ボディサイズや価格帯が非常に近いTiguanとの比較を交えつつ書いてみたいと思います。

ID.4を間近で観察すると、今までのフォルクスワーゲンのデザインとは大きく異なる点がたくさん見つかります。

それはBEV(完全電気自動車)だから、というだけではなく、

最新の空力技術が盛り込まれているから、という点も大きいのです

これにより走行中の空気抵抗を減らし、

より少ない電気でより遠くへ、より長く、より静かに走る事ができるようになっています。

ちなみに、「空気抵抗係数=cd値」というスペックがありますが、ID.4はなんと0.28

対してTiguanは0.31です。

SUVとしては驚きの値です。(クルマでのcd値は、少ないほど空気抵抗が少ない、という事になります。ご参考までに。)

【フロントマスク】

id4.1.jpg tiguan.1.jpg

左のID.4、右がTiguan R-lineです。

Tiguanと比較すると、ID.4の顔は「つるん」としてますね

これは「グリル」と呼ばれる空気の取り込み部が非常に少ないからです。

ID.4はエンジンを積んでおらず、駆動用モーターはリヤに積んでいます。

車の中で一番冷やさなければならないエンジンが無いので、グリルが殆ど無いデザインが可能になります。

【グリル】

id4.2.jpg tiguan.2.jpg

グリル部を近くで見てみます。

左のID.4の正面が滑らかなデザインなのがよくわかります

空気を取り入れる必要が無いという事は、走行中の空気を滑らかに受け流す事ができるデザインを採用する事ができます。

【パネルのスキマ】

ボンネットと接する部分のスキマを見てみます。

id4.3.jpg tiguan.3.jpg

ちょっとわかりづらいですが、右のTiguanはパネルの間はスキマになっています。

左のID.4は、パネルの間にゴムモールが挟まっています。

これも空気抵抗を減らす為です。

【ドアノブ】

id4.4.jpg tiguan.4.jpg  

右のTiguanのドアノブ、いかにも頑丈です。

手を上からも下からも入れられるので、開閉時に力を入れやすく非常に楽です

この頑丈そうで実用的な作りが、従来のフォルクスワーゲンのスタンダードです。

左のID.4、どうでしょう。

ボディパネルと一体になっていて、見るからに空気抵抗が少なそうですね。

ちょっと力を入れづらそうに見えますが、電磁ロックとなっているため軽く指で引くだけで開けられます。

【ホイール】

id4.5.jpg tiguan.5.jpg

右のTiguanは、ディスクブレーキの放熱性を重視して開口部が大きく開いたデザインです。

対して左のID.4は、黒く塗られている部分がありますが開口部は少なく、空気抵抗に強く配慮されたデザインです。

放熱性が悪いとブレーキが過熱してしまうのでは?と考えた方、お詳しいですね。

確かにそうなのですが、EVの場合は減速の際に

殆どのエネルギーをモーター回生ブレーキで賄うので、ディスクブレーキの使用は最小限です。

従って熱も持ちづらく、ブレーキダストも非常に少ないです。

さていかがでしょうか?

今までのフォルクスワーゲンのデザインに親しんだ私にとっては、ID.4の空力デザインは非常に新鮮な部分が多く感じます。

ぜひ皆様にも、この最新のフォルクスワーゲンデザインを間近でご覧頂きたいとおもいます

お気軽にご来店下さいませ。今後ともフォルクスワーゲン東京町田をよろしくお願い致します。

店長 販売課

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