新型Golfのマニアックなお話
本日は新型ゴルフの技術関連に関してマニアックなお話を致します!
新型ゴルフにはeTSIという48Vマイルドハイブリッドシステムが搭載されております。48V?マイルドハイブリッド?簡単に言えば電動アシスト付き自転車のような仕組みでございます!!
発進加速時にエンジンでの駆動にモーターのアシストが加わります。これによりスムースな加速と、エンジン負荷が下がることによるCo2の排出量低減と燃料消費を抑えることが可能になりました。燃費は従来に比べ2割弱の向上が見込めます。
以前GolfV GT TSIエンジンなどに搭載されていたツインチャージャーを思い出していただけるとわかりやすいですね。低速域のスーパーチャージャー加給をモーターに置き換えたということです。スーパーチャージャーに比べモーターは0から最大トルクを発生させる特性があるので、結果的にスムースな発進が可能になります。
ハイブリッドシステムとしては大きく分けると3つの部品が追加されています。
1つ目はベルトスタータージェネレーターです。従来のオルタネーターの機能に加え、アイドリングストップからの再始動や加速時に最大12kw/200Nmのパワーでアシストをしてくれます!
2つ目はリチウムイオンバッテリーです。通常の12Vバッテリーとは別に運転席下に小型のバッテリー(15?以下)が搭載されております。基本的には走行中、アクセルを離した状態になると充電されます。
3つ目はDC/DCコンバーターという部品。室内やライト関係、車両制御は12Vで行い、走行中のモーターアシストや充放電は48Vで行うため、電圧の変換器が搭載されています。
ハイブリッドシステムによる重量増が気になるところですが、先代ゴルフに比べ40kg(先代Golf Highlineと新型Golf Style比)とかなり抑えられております。実際に乗り始めると重量増はあまり感じられず、モーターアシストにより軽快感すら感じます。
48Vマイルドハイブリッドが搭載されたことにより走行中?160km/hまではアクセルオフでアイドリングストップが可能に。アクセルを踏みますと即座にエンジンが始動し加速が可能です。
再始動にはスタータ―モーターのようにピニオンギアをフライホイールに嚙合わせる必要がないため、音や振動をあまり発することな