2016/12/26
ドイツのお正月
いつも当店のブログをご覧いただき
誠にありがとうございます
クリスマスも終わり、2017年が目前に迫ってきましたね
日本のお正月は、年越しそば、お雑煮を食べたり、
親戚への挨拶や、初詣・初売りに行ったりしますが、
ドイツのお正月はどうなのでしょう?
実は、日本と比べてドイツでは
お正月はあまり重要視されないようです
1月2日からは仕事を始め、
実家への里帰りは、大抵クリスマスに済ませます
でも中には、面白いイベントもあるようです
例えば、ベルリンでの年越し
といえば、とにかく花火
日本の、こたつで除夜の鐘を聞きながらの
しっとりした大晦日とは180度違う、
賑やかで派手なのが、ドイツの年越しです
一番有名なのはブランデンブルグ門の花火
夜9時半頃から多数の有名アーティストによるライブコンサート、
カウントダウンの大花火、年明けからはDJが入って
明け方までパーティーが続きます
会場内のあちこちに、世界各国の
ありとあらゆる飲食の屋台も出ます
このような大きなパーティーはもちろんですが、
住宅街でも、日頃禁止されている花火、爆竹の解禁期間とあって、
街のあちこちで打ち上げられます
ピークはやはり年越しの前後、、
みんなどれだけ花火買い込んでるの
というぐらい鳴り続けるそうですよ
空が煙で真っ暗です
古くから、悪霊を追い払うために打ち上げられていたという花火ですが、
法律により、普段は個人で打ち上げることを禁止されている
「クラス2」というサイズの花火が年末年始にだけ解禁
だからこんなにも豪快なんですね
また、「紅白歌合戦」→「ゆく年くる年」が日本の年越しであるように、
ドイツにも毎年恒例の番組があります
大晦日に放送される「Dinner for one
(1人でディナーを)」
40年以上も続いているというこのコメディー番組は、
老夫人ソフィーの90歳の誕生日パーティーを描いたものです
例年通り、4人の友人を招待したソフィーですが、
実は皆もう先立っていて誰も来ない、、
そこで、執事のジェームスが4人のゲストになりきって、
ソフィーと一緒に乾杯します
お酒を重ねるうちにすっかり酔っ払って足元はふらふら、
様々な粗相をしでかす、、、というお話だそうです
最近では、「Dinner for Ah!」というパロディまで登場し、
こちらも大晦日に放送されるとのこと
そして、元旦には世界約50カ国で中継される
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の
「ニューイヤーコンサート(Neujahrskonzert)」を見て過ごす人も
チケット予約が1年前からスタートする、大人気のコンサートです
一度でいいから行ってみたいですね
ゆったりとした日本の年越しに比べ、
盛大に祝うドイツの年末年始、いかがでしたか?
たまには海外でお正月というのも素敵です
皆さまの年末年始のエピソード、
ぜひお聞かせくださいね