2023/08/19
気にしてますか?
お盆休み期間いかがお過ごしでしたか。
サービス部 上鳴です。
夏はバッテリーの負担が大きいシーズン皆様は定期的にチェックしてます?
バッテリー上がりはどんな状態?
バッテリーとは充電して繰り返し使える電池のことで、身の回りではスマートフォン等で使用されており、残量が減ったら充電ケーブルなどから充電します。 車ではEV車以外は外部から電力を補充するのではなく、充電のための発電機を備えています。これがオルタネーターやダイナモと呼ばれるもので、エンジンの回転を利用して電力を生み出す仕組みになっています。
バッテリーは車が走っているときにオルタネーターから充電されていますが、車で消費されている電力が充電量を上回り続けると、バッテリーに蓄えられている電力が枯渇してしまいます。 蓄えられた電力を超えて放電する状態をバッテリーの過放電と言い、一般にバッテリー上がりと呼ばれます。
夏に車のバッテリー上がりが頻発する理由には
車には電力を使うものがたくさんあります。その中で暑い季節にかかせないのが「エアコン」です。「エアコン」使用時は電力消費が激しいため、電力消費が蓄えられる電力を上回ってバッテリー上がりを引き起こしやすい要因の一つをつくっています。 車内の設定温度を下げれば下げるほど、風量を強くすれば強くするほど消費する電力は増えていきます。
渋滞時はバッテリー負担がさらに大きくなります。前述のとおり走っているときはオルタネーターから充電されます。しかし、オルタネーターはエンジンの回転数と連動して発電するため、渋滞などにハマると発電量は減少します。 足りなくなった電力はバッテリーから供給され、バッテリーの負荷はさらに高まります。
夏と冬ではなにがちがうの?
夏と冬の両方ともバッテリー上がりに注意する季節ですがバッテリー負荷の要因が異なります。夏のバッテリー上がりの要因はエアコンなどよる電力消費の機会が増えるためと前述しました。 一方で、冬場は温度の低下からバッテリー自体の性能が低下する現象がおきます。冬場のエアコンはエンジンを動力としている車での暖房使用の場合、エンジンによって発生した熱が使われているため消費電力は夏ほど多くありません。
兆候のないバッテリーの突然死も増えている
バッテリーや車の性能、機能が向上しているため、バッテリー上がりの予兆が現れないケースが増えています。バッテリーが最終的に使用不可になるところまで気付かないため、ドライバーにとってはバッテリーが突然上がったように感じることもあります。状況によっては出先で突然上がってしまうことも考えられます。このようなことを避けるためにも交換時期を適切にする必要があります。
バッテリーを点検する
バッテリーのチェック方法はいくつかあります。
バッテリーは消耗品で、過放電させることなく適切に使い続けていても約2〜3年で寿命を迎えると言われています。点検とともに定期的に交換することはバッテリー上がりの予防にもなります。
それでは、暑い時期が過ぎれば寒さがやって来ます。
冬にバッテリーのトラブルを迎える前に適切な点検をお薦めし、充実したカーライフを過ごして頂ければ幸いです。