ID:4の事、心境の変化など。
電気自動車「ID:4」を使って、使って、使いまくる。運転が好きで、クルマは楽しくなくっちゃと圧倒的に「エンジン派」だった私の心境の変化について。
■結論は「内燃機関の出力は、モーターに勝てない」と確信。「とにかくパワフル」で「リア駆動ならではの背中から押される加速」に圧倒。そもそもトランスミッションが無い為伝達効率が非常に高く、2tを超えるID:4の重さをモノともしません。物理ブレーキ(=ディスクブレーキ・ドラムブレーキ)は時速10?以下でのみ作動(※緊急時は除く)も、新しい感覚。モーターの抵抗で止まるため、減速時の挙動の特徴「クルマとタイヤの一体感」に気が付けば楽しいポイントです。回転するタイヤをギュっと止める感覚ではなく「後ろから誰かに捕まえられた様な減速」をします。ゆったり乗りたいときと市街地ももちろんおだやかな運転も得意。アクセルペダルでクルマの性格や動きを制御する感覚は楽しさすら感じるようになります。
■「静かすぎてつまらない」問題。エンジンサウンドは複雑なプロセスの結果、発生している音と振動です。運転する私も「生物」ですから鼓動、振動や音は「自分自身の身体感覚」と一致する部分があるため無意識に親しみを感じています。そして路面の振動は走ればエンジン動力でも電気自動車でも同じように発生。ここがミソで「エンジンサウンドと振動」の無いクルマに親しみや信頼関係を感じるための「ハンドリング」「走行感覚」を持たせているのでしょう。峠道やカーブは、思いのほかスポーティで路面に食らいつくし、喜んで走ってる!って思わせてくれる。「つまらないクルマではない」と言い切れます。
■充電問題。従来は燃料が減ってきたらスタンドに。そして5分ほどで満タン。月走行距離2000?以上走行する私は、1週間に1度の頻度でした。電気は「暇を見つけて足す」。充電時間の長さや場所が煩わしいかと思いきやスマートフォンを「隙あらば充電する」ような感覚が身についた。充電設備の確認は「PCAアプリ」の他、4つ使っています。周囲の反応は「そんなの無駄だよ」と言われる場合と「電気自動車と仲良くしてるヒト」としてウケが良い場合とに分かれます。「少し不便なモノやコトを使いこなして自分の個性にする」楽しさと、充電時間に本を読む、考え事をするなど、ボーっとする大切な時間で結構好きなんです...。
以上ご参考になれば幸い