2024/03/25
PCA侮ることなかれ・・・
いつもVolkswagen浜松西のブログをご覧いただきありがとうございます
本日のブログ担当、高橋です
街中でID.4とすれ違う機会も増えてきた今日この頃
2024年度のCEV補助金も決まり、ID.BUZZ・フォルクスワーゲンの新型PHEVの日本導入も待ち遠しい中、
オーナー様からご質問があったフォルクスワーゲングループの急速充電システムPCA
ことプレミアムチャージグアライアンスとは?を私なりにまとめてみました長文です
EVの急速充電料金は「充電した電気量」ではなく「充電にかかった時間」で決まる!
EVはガソリン車の給油量に応じた「従量課金」と異なり、充電時間に応じた「時間課金」が主流です
この理由は充電した電力を測定するために、計量法に基づいた電力量計の設置・検定を要したため管理が
困難であった、また充電器や駐車場を使用するため一定時間の駐車に対する駐車場代を支払う観点から、
「時間課金」が採用されたといわれています
つまり1分あたりの金額だけを見ても単純に損得の基準にはならず、充電規格にも着目する必要があります
仮に60kWを充電する際には理論上ですが、一般家庭用普通充電では3kWで20時間、6kWでは10時間を
要しますが、急速充電では20kWで3時間、50kWでは1.2時間と規格によって大きな差が生じます。
フォルクスワーゲンPCAの充電規格は90kW!
VWグループがPCAを導入する以前の国内における急速充電器は約8,000基、そのうち約7,800基は50kW以下
そんな中、PCAは一般的な急速充電器よりもハイスペックな90kW-150kWの急速充電器をVWおよび
ポルシェ/アウディ販売店にて全国370箇所に展開しています
なお、テスラは120-250kWのスーパーチャージャーを設置していますが、設置数は2023年末時点で約100か所
かつテスラユーザーのみに対応しています
現状では100kW級の充電器には設置費用や高電圧受電契約に、50kW級より数倍のコストがかかる為、
数千万円をかけて高出力充電器を設置しても事業として利益を生むことは難しく、コストを度外視した
設置となる為、一般的な普及は難しいといわれています
同じ時間で倍近くの充電が可能なPCAは、フォルクスワーゲンがグループとして一石を投じた、
時間効率の面でも非常に優れた充電ネットワ