「Front Wheel Dribve」・・・(@_@;)
ちょっとお勉強車の前部にエンジンが位置し前輪を駆動輪とする方式のことを「FF車」と言います
上の概念図のようにエンジンとトランスミッション、操舵装置など車の主要構造物のほとんどすべてがボンネットの下に納められています
【FFの構造上の最大の特徴】
駆動輪でありながら操舵輪でもあることから、駆動力を伝えるシャフトをハンドル操作でタイヤが曲がる分、自由に動くジョイントが必要になることです
FF車はエンジンとトランスミッションともに横置きにすることで、構造物をコンパクトにすることができ、室内空間の設計上の制限が広げる事ができます
【メリットは?】
◆室内空間が広くとれる
車の駆動系、操舵系などの主要機構がすべて全部にある為
◆直進安定性・安全性に優れる
重量のあるエンジンやトランスミッションがあることから操舵する前輪に荷重がかかることと、前輪で車を引っぱる力の掛かり具合になるため直進安定性に優れているといわれます
またFFは雪道や凍結した道路、滑りやすい道路でも安定性に優れているともいえます
【逆に・・・デメリットは?】
◆構造が複雑
エンジン・トランスミッション・ステアリングの主要構造物がすべてフロント部分に押し込まれる格好となるため、必然的に構造は複雑になります
◆ハンドルが高い・小回りが利かない
但し現在のFF車では解消しています
1980年代ごろのFF車にみられた傾向です
◆加速性能がその他の駆動方式車に劣る
車は加速するときGが後ろに掛かります。FF車で急加速をすると後輪に荷重が移動し前輪が浮くような格好となります
→加速中に前輪の荷重が抜ける状態になるとタイヤは路面をグリップしないため、加速力は弱まってしまいます
→加速力が弱まると、また前輪に荷重が掛かりタイヤは路面をグリップしますが...という繰り返しになります
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