EVに乗ってみました。
あけましておめでとうございます
いきなりですが今回は、「冬のEVはまともに走れるのか」というご質問にお答えして帰省を利用して実証したいと思います。
今回使用した車は下記となります。
<車両>・・・ID4 Pro
<カタログ上航続可能距離>・・・618km
<バッテリー容量>・・・77kwh
一般的に寒い時期はバッテリーの敵と言われています。
雪山などでスマートフォンのバッテリー消費が異常に早いと思ったことはありませんか?それと同じことが起こっています。
EVのバッテリーは人が快適と感じる温度が最も電費効率が良くなります。
ガソリン車よりも外気温による燃費(電費)の影響を受けやすいのです。
この為、メーカーによっては「ヒートポンプ」などを搭載しバッテリー温度を適切に保つような機能が付いています。
さて、今回のID4についてはヒートポンプは非搭載となりますがどれだけの走行できるでしょうか?
目的地は愛知県となりますので片道330kmとなります。
↑自宅から出発時はバッテリー97%、走行可能距離は392kmとなります。
外気温は6.5℃と低めの為、夏場などと比べて走行可能距離が1割ほど少ないような印象です。
↓さて、少し走って海老名SAまで来ました。
思ったよりもバッテリーの減りは緩やかですね。電費は6.0km/kWhとなります。
一般的なEVの電費は6.0km/kWh程度と言われていますが、そもそもこの電費の意味がよく分かりませんよね。
1kWhで6.0km走れますという意味なので、77kWhのバッテリーであれば77×6=462km走れるということになります。
もし、カタログ値である618kmを走る場合はどのような電費で走る必要があるでしょうか?
これはバッテリー容量である77kWhで割ると出ます。
618÷77=8.026
つまりメーター上、8km/kWhの電費が表示されればかなり良い電費と言えるでしょう。
かなり雑な考え方ですがこんなイメージです。
話を戻します。
↓結果的にはノーチャージで到着できました。
今回は現実的な使用を想定していた為、エアコン使用を渋ったり、エコモードにするなどと言った小細工はせずにあくまで快適な走行を心掛けました。
それを加味しても充分実用的と言えるのではないでしょうか?