2020/10/18
環七での話
みなさんこんにちは
環状7号線を使って帰ることが多いのですが雨が多い最近、心の中で流れてくる音楽がユーミンの【哀しみのルート16】だったりします。
国道16号でもないし、恋人に振られてセンターラインが涙で見えなくなることもない、ただのおじさんですが、
フロントガラスたたく雨粒は感じます。
そんな歌詞を思い浮かべながら、ふとフォルクスワーゲン車って比較的雨でも静かだよなぁっと思ったりもします。
なんでなんだろうかと調べると、もちろんボディの鉄板の厚みやドアの密閉性が高いことは当然なのですが、
窓ガラスの密閉性も高いなぁと思いませんか
そこでパワーウィンドウが当たる部分を見てください。
ちょっとモケモケしているのが分かりますか?
普通のゴムではなく、フェルトのような素材が使われています。
普通のゴムだと密着させすぎるとキューキュー音が鳴るし、滑りも悪そうです。
フェルト素材ならある程度密着させても滑りますので大丈夫そうですね。
パワーウィンドウの密着が悪いと高速時に車内から空気が外へ向かって吸い出されるので、これがピューピュー音となる原因に
もなります。また高速走行時は風の影響も大きいためガラスのバタつきを抑えるためにも密着している方が良いのですね
地味な部品ですが、随所に高速性能への工夫がされているんですよ?
ちなみに、このフェルトの部分に汚れが溜まってくると、上げ下げしたときの異音の原因にもなったりします。
かつて私が販売していた、バイエルンのエンジン屋さんのメーカーも同じことがあり、石鹸で洗ったらピタリと音が無くなった事がありました。
そんな、戻れない哀しみのルート16・・・ではなくて、もう他へは戻れないフォルクスワーゲン