2020/10/13
セールスもあんまり説明しないこと
みなさんこんにちは洗濯物を出しっぱなしで外出しても大丈夫かどうか悩む今日この頃。いかがお過ごしでしょうか
さて本日は、そんなところまで気にしてなかった見たことなかったそれっておいしいんですか
っていう内容ですが、実は気づいていないところでもキッチリ仕事していますよってお話です
なかなかクルマの下側を覗いてみることは少ないと思いますが、この写真をまずは御覧ください。
いや?美しいたまりませんね、このフラットさ
地面側のことじゃないですよボデー側ですよ。ボディじゃなくてボデーです。しかしなんでボディじゃなくてボデーなんでしょうね。
よく、〇〇ボデーとか見ますよね。でも個人的にその昭和感、、まんざらでもございません。
ハイ、話がそれました。
まじめな話、なんでクルマの下側が真っ平なのが良いのかというと。
車体下面の空気の流れを整え、余分な空気の渦をなくすことで空気抵抗を低減し、燃費の向上や静粛性、さらには高速時の車体の
安定性にまで寄与します。ただ単にのっぺりした板を使うだけでなく、前後方向に溝が入っていてスムーズに空気が後ろに流れるように
なっています。それとフロアカバーがあることで縁石などにヒットしたとき直接ボディ、、いやボデーのダメージが防げます←しつこいぞ
さらに良く観察すると、タイヤの前にちょこっとしたでっぱりというか板があります。一般的にはタイヤフラップというようです。
こんな小さなフラップも効果があり、主に回転しているタイヤに直接走行風が当たらないようにして空気抵抗や騒音の削減が期待されます。
ホイール周辺への整流もありいいことずくめなんです。メーカーがわざわざ開発、製造コストをかけて取り付ける理由というのもなぜだか
分かれば納得もいきますね。さらに詳しく見ると
へたくそな矢印ですが、空気の流れを示します。こんなところにも穴が開いており、その先にはブレーキキャリパーが見えています。
ブレーキは言うまでもなく、命に直接かかわる重要な装置です。
ブレーキはローターとパットの摩擦を使い減速させています。摩擦があるということは熱が発生します。
繰り返しのブレーキングによって熱せられたブレーキ周辺を冷却するための導風口だったんですね。
こういった工夫により安定したブレーキングを発揮し、いつでも止まれる安心感を無意識ですがドライバーに伝えています。
フォルクスワーゲンのブレーキはよく効くね。といわれますが、ローターやパットの素材のほかにも、原始的ではありますが、風を使って
冷却していることも関係があるんです。
いや?本当にフォルクスワーゲン車はよくできていますね