世界文化遺産を訪れました。
GWも終わり、寒暖差のある日がつづいておりますが皆様いかがおすごしでしょうか。
今年はかなりGW中にお出かけの方も多かったようですが、皆様はいかがでしたでしょうか。
私は、長期連休の機会を使って長崎へ旅行に行ってきました。
今回はその長崎旅行の際に訪れた世界文化遺産にも登録されている軍艦島について紹介させていただこうと思います。
軍艦島は日本の高度経済成長期に繁栄した炭鉱です。正式名称は端島ですが、島全体を防波堤に囲われ、高層住宅が立ち並ぶ姿が旧日本海軍の戦艦土佐に似ていることから、この呼び名になりました。写真は特に軍艦に見えるとされるアングルからの写真です。
軍艦島では良質な石炭が取れることから採掘が盛んで、なんと8時間の3交代制で24時間営業、、、、
そのため夜中でもライトが煌々と光り灯台も必要ないほどだったそうです。
そのため東京ドームの約1.3倍という小さな島にも関わらず。最盛期には鉱員やその家族など約5千人が生活をしていました。島内には小中学校や病院、商店街や映画館などの娯楽施設もあり、狭い島内で快適な生活ができるように整備されていたようです。
ちなみに軍艦島で採れた石炭は教科書にも出てくる八幡製鉄所で使用されていました。
また当時の鉱員の稼ぎは高給で当時の三種の神器とよばれたTV、冷蔵庫、洗濯機の家電などは一般的だったため日本で最も先進的な場所とされるほどでした。
その後燃料が石炭から石油へと変わっていき、石炭需要が低迷したために現在では閉山しております。
現在は限られたエリアで当時のままの姿を見ることができ、日本で最初の鉄筋コンクリートマンションや、限られた土地に所狭しと立ち並ぶ高層住宅を間近で見ることができます。
奥の方に見える高い建物が日本最古の鉄筋コンクリートマンションです。
しかしながら軍艦島はその立地から台風や高潮の影響を受けやすく、年々風化が進んでいます。その為上陸できるかどうかも当日の天候次第、、、(当日雨天でしたが私は運よく上陸できました。)写真は特に荒れやすい外海側、防波堤を超えて島内にもしぶきが降り注ぐことから潮降り町とも呼ばれていたそうです。
風化の進行が酷く、そのうち上陸すらもできなくなるといわれていますので、もしも興味がある方は是非お早めに足を運ぶ