2014/02/22
シートのヒミツ
おはようございます、Volkswagen札幌南からのお知らせです。
今日はフォルクスワーゲンのちょっとした裏話
皆様がいつも何気なく座っているクルマのシートについてお話したいと思います
フォルクスワーゲンのシートは、普段国産車のシートに慣れている方からは「固いんだね」といわれる事もしばしば。
ですが、この固さ、ちゃんとした理由があるんです
カーライフにおいて、日本とドイツのクルマの平均寿命は12年と同じなのですが、
年間の走行距離は日本が平均1万kmのところ、ドイツでは平均2万km。
フォルクスワーゲンの故郷ドイツでは日本の約2倍もの距離を走るんです
その環境で育まれたフォルクスワーゲンは、優れた性能と品質を維持し、長く乗り続けて頂くことを前提としたクルマ造りをしています。
このクルマ造りの為に、フォルクスワーゲンでは独自の厳しいテストを行っているんです
ドアは10万回もの開閉テストを実施して、ボディの剛性と精度、そして鋼板の塊から削り出した分厚いドアヒンジの耐久性などを確認したり...。
多彩な走行条件や道路条件、気候を想定した走行テストを行ったり...。
その一例が、「鉄の尻」のテストです
何それ?と思った皆様、「鉄の尻」とはその名の通り、人の体温に温めたお尻の形の金属ダミー人形なんです
フォルクスワーゲンのシートは、シートにこの「鉄の尻」を乗せて10万km走行に相当する負荷テストが行われます。
このとき、シートに1cm以上の落ち込みがあると不合格になってしまうんですよ
たったの1cm
凄く厳しいですよね
それもこれも、皆様に長く乗り続けて頂けるクルマを造る為。
フォルクスワーゲンのシートの構造は、大きくしっかり身体を支える構造を採用しているため、そのホールド感を長く維持できるようにと、これほど厳しいがテストが行われているんです
固めに感じるシートには、こうした理由があったんですね。
オーナー様から「長距離運転しても疲れない」とのお言葉を良く頂きますが、長くシートに座っていても型崩れせずホールド感が維持されるように造られているからこそですね
走行距離が10万km近くのフォルクスワーゲンオーナー様は、クルマに乗るときちょっとシートに意識してみて下さい。
型崩れが殆ど感じら