2024/10/19
自美研&商用車ミーティング関東2024 その1
こんにちは!サービステクニシャンの庄司です。
10月6日(日)に静岡県の富士スピードウェイ第7駐車場で開催された自美研&商用車ミーティング関東2024へ行ってきました。
例年、自美研ミーティングのテーマエリアは春開催のみで設定されていましたが、今年は秋開催でも用意され、今回のテーマは『ツートーンカラー』でした。
例年に増してエントリー数は増加、今回は両ミーティング合わせて恐らく史上最多となる約450台の車が参加しました。
まずは16回目となる自美研ミーティングの参加車両の中から気になった車をご紹介します。
レクサスES300
当時日本ではレクサスブランドが展開される前で、『レクサスES300、日本名ウインダム』というコマーシャルも流れていましたが、こちらは本物のレクサスES300です。
当然ながら左ハンドル仕様であり、ES300のエンブレムがテールレンズに装着されるなど、日本仕様のウインダムでは見られない意匠が特徴です。
トヨタ・カローラ・ツーリングワゴンBZツーリング AE101
E100系カローラワゴンの最終モデルで、4AーGE型ツインカム20バルブエンジンに6速マニュアルトランスミッションが組み合わせられていました。
ホイールはAE111型レビン/トレノ純正です。
トヨタ・コロナマークIIグランデターボ MX61
4代目マークIIに設定されていたMーTEU型直列6気筒ターボエンジン搭載モデルです。
マークIIとしてはコロナの名前が付いた最後のモデルでもあります。
スズキ・キャラ
オートザムAZー1のOEM供給モデルとしてスズキで販売されていたモデルです。
本来ならフロントバンパーにはフォグランプが標準装備されていますが、現車にはフォグなしのAZー1用バンパーが装着されています。
元々生産台数の少ないAZー1よりも更に希少であり、僅か531台しか作られませんでした。
ディーノ208GT4
フェラーリがディーノブランドで販売していたミドシップ2+2モデルで、同社の市販車として初めてV型8気筒エンジンを搭載したモデルです。
スモールフェラーリにまだ『フェラーリ』の名前が用いられていない時代のモデルであり、途中マイナーチェンジが行われた際にブランド廃止されフェラーリの名が付けられました。
208は税制対策のためのイタリア国内専用モデルであり、1991ccのV型8気筒エンジンを搭載しています。
ニッサン・サニー・カリフォルニア B11
今回のミーティングに協賛していたカーイラストレーター、遠藤イヅルさんの愛車、サニー・カリフォルニアです。
雑誌等でのイラストの掲載のほか、『懐かしの商用車コレクション』の監修もされています。
当日の抽選会では自分の愛車のイラストを描いてくれる権利を2名の方が獲得!!
うらやましい限りです。
ニッサン・スカイラインバン1800 VPC10
とっても綺麗な3代目スカイラインのバンですね。
デビューから1年後の1969年8月に追加されたG18型1815cc直列4気筒OHCエンジン搭載モデルで、セダンに設定されている6気筒モデルより短いフロントノーズは4気筒モデルならでは。
トヨタMR2 1600G AW11
1984年にデビューした初代MR2です。
漢字一文字の当時ナンバーが凄く印象的。
前期モデルには3AーLU型を搭載した廉価モデルの1500S(EーAW10)と4AーGELU型を搭載した1600G及びGリミテッド(EーAW11)が設定され、MR2の代名詞ともいえるTバールーフは後期型からの登場で、代わりに前期型ではサンルーフが設定されていました。
トヨタ・カローラスポーツSR5 AE86L
正真正銘、北米仕様のAE86です。
北米仕様では廉価モデルのSR5とスポーツモデルのGTーSが用意されていましたが、どちらもエンジン型式が『4A』であったため、日本の工場で取り付けられた製造者プレートの型式上は共にAE86Lとなります。
ただしSR5の一部ではフレーム打刻がAE85から始まっているものもあるとか(この車はAE86ー※※※※※※※でした)
※北米ではVINコードとしてAE86(SR5)とAE88(GTーS)が用いられています。
SR5には北米市場専用の4AーC型1587ccSOHCエンジンが搭載されています。
トヨタ・カローラ1500GLサルーン AE81
一見するとノーマルに見えるカローラセダンですが、実は足回りは前後とも車高調が入っており、わざと車高やキャンバーもノーマルに見せているというこだわり。
エンジンはノーマルの3AーLU型エンジンにウェーバーツインキャブレターを組み合わせています。
ニッサン・インフィニティQ45 G50
1989年11月に発売された初代インフィニティQ45は、元々フロントグリルのないデザインでしたが、市場ではこれが不評だったため93年のマイナーチェンジで大型のフロントグリルが採用されました。
ニッサン・プレジデント・ソブリン JHG50
そんなインフィニティQ45をベースにしてモデルチェンジされたのが3代目プレジデントです。
Q45よりもホイールベースが長いボディが標準仕様であり、Q45と同じホイールベースを持つプレジデントJSは92年2月に追加されました。
最高級グレードのソブリンは94年5月のマイナーチェンジから設定されました。
いすゞファーゴLT
こちらは協賛企業のヴィンテージカー・トライさんが持ち込んだ中古車。
今時こんなに状態の良いファーゴは見かけませんね。
今見てもスタイリッシュなのは、ジウジアーロのなせる業でしょうか。
いすゞジェミニ・イルムシャー JT150
2代目ジェミニに86年に追加されたスポーティモデルのイルムシャーです。
4XC1ーT型1471cc直列4気筒OHCターボエンジン、専用エアロパーツ、イルムシャーがチューニングした足回りなどの専用装備が採用されていました。
ホイールまで純正なのは凄いですね、これぞイルムシャー!という感じです。
スズキ・カルタス・コンバーチブル
2代目カルタスの後期モデルに設定されたコンバーチブルは1298ccのG13型直列4気筒SOHCエンジンに5速マニュアルまたはCVTを組み合わせた仕様で92年から97年まで販売されていました。
この車は北米市場向けにGMのジオブランドで販売されていた『ジオ・メトロ』仕様にモディファイされています。
ニッサン・ブルーバードマキシマV6ターボ ルグラン PU11
7代目ブルーバード(U11型)の派生モデルとして1985年に登場したモデルで、フロントノーズを90mm延長して拡大されたエンジンルームにVG20ET型V型6気筒OHCターボエンジンを横置きに搭載(V6ターボエンジンをFFと組み合わせたのは日本初)、トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックが設定されました。
三菱ギャランΣハードトップ 2000VRエクストラ E15A
5代目ギャランのハードトップモデルです。
エンジンはG63B型1997cc直列4気筒SOHC12バルブインタークーラターボエンジンを搭載。
このエンジンは『シリウスDASH3X2』と呼ばれる可変バルブ機構を備えており、吸気側には大小2つのバルブがあり低回転域では小さいバルブのみを使用して吸入空気の流速をアップ、高回転域では小さいバルブと大きいバルブの両方を使用して吸気抵抗を減らし充填効率を高める構造となっていました。
他にもたくさん紹介したい車がありますが、とりあえず自美研ミーティングからはこの辺りでやめておきます。
次回は商用車ミーティング関東から気になった車をご紹介します。