2013/09/12
名車『タイプ2』生産終了
こんにちは、サービステクニシャンの庄司です。
今日は日本のみならず世界中で大人気のフォルクスワーゲンタイプ2が、2013年末に遂に生産終了するという話題をお伝えします。
タイプ2は1950年に初代ビートルと同じリヤエンジンレイアウトを採用したモデルとして登場しました。
丸みを帯びた初代T1ボディは1967年まで生産されました。
少し角張ったデザインのT2ボディは1967年から生産され、ドイツ本国では1979年に生産を終了しました。
その後もブラジルでは生産が続いており、『コンビ』という名称で販売されています。
そんなタイプ2ですが、2014年からブラジル国内で生産される車にエアバッグとABSの標準装備が義務づけられることとなり、加えて生産設備が老朽化していることから、2013年内で生産を終了することとなりました。
写真はブラジル国内で600台限定で販売される最終限定車『コンビ・ラストエディション』で、2006年から生産されている1.4リッター水冷直列4気筒フレックスフューエルエンジン(ガソリンとエタノール燃料の両方が使用できます)と4速マニュアルミッションを組み合わせたモデルをベースに、専用ボディカラー、T2ボディ生産56年記念のデカール、特別に仕立てられたインテリアトリムなどが採用されています。
累計生産台数150万台以上を記録しているタイプ2が、その歴史の幕を閉じようとしています。