2013/02/13
VWポロR WRC初優勝!!
サービステクニシャンの庄司です。
今シーズンから世界ラリー選手権(以下、WRC)に参戦しているフォルクスワーゲン・ポロR WRC2013が、先週末開催された第2戦ラリー・スウェーデンにおいて初優勝を成し遂げました。
参戦初年度、しかも僅か2戦目での快挙です。
開幕戦モンテカルロでも、SS1でいきなりのベストタイムをマークし、最終的に2位でフィニッシュしていたセバスチャン・オジェ選手は、このスウェーデンでも好調を維持し、SS1のスタート順を決める予選でもトップタイムをマークし幸先の良いスタートを切りました。
ラリースタート後もその勢いは止まらず、金曜日は8本のSS中5本でベストタイムをマークし、シトロエンのセバスチャン・ローブ選手に31.3秒の差をつけてトップに立ちました。
その後も終始後方との差をコントロールし続け、最終的にはローブ選手に41.8秒の差をつけてフィニッシュ、自身の通算8勝目をマークし、フォルクスワーゲンに初優勝をもたらしました。
僚友のヤリマティ・ラトバラ選手は、Mスポーツのマッズ・オストベルグ選手と熾烈な3位争いを展開、惜しくも4位となったものの、今シーズン初のダブル入賞となりました。
セバスチャン・オジェ選手/総合優勝
「信じられない気分だよ! うれしくて、マシンの中で絶叫していた。とにかく、フォルクスワーゲンの初勝利を、参戦わずか2戦目で獲得できたんだから、最高の一言に尽きる。たぶん、自分のキャリアの中でも一番の瞬間だと思う。ポロR WRCは、常にパーフェクトだった。スタッフはマシンのプリペアに素晴らしい仕事をしてくれたね。スウェーデンでは色々なことが起こり得る。スノーのコンディションはすごく難しい。ヨーロッパ2戦目で、トップドライバー陣を相手にここで勝てたことを誇りに思うよ。100%を出さなくてはならないバトルが最終日まで続いた。セバスチャン・ローブはいつでも隙を狙っていたからね。最終日の午前中は彼がタイムを詰めてきたので、本当に脅威だった。特に今日最初のステージはね。でも、押さえ切った。今はとにかく、喜びでいっぱいだ」
ヤリマティ・ラトバラ選手/総合4位
「フォルクスワーゲンのチームにとって、本当に喜ばしい。デビューシーズンにこれだけ早い段階で勝つことは、すごく特別なことだ。自分自身もポディウムに上がりたかったね。ラリースウェーデンで、ポロR WRCでなら間違いなく可能だった。しかし、まだ自分のドライビングスタイルを対応させている段階だ。可能性を知らしめてくれたチームメイトのセバスチャン・オジエには、本当に素晴らしいよ。週末を通して、見事な走りだった。これから続くラリーでは、彼と同等の走りができるよう、全力を尽くすよ」