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2024/05/14

ワーゲンさんぽ #35

みなさま、こんにちは

今回のワーゲンさんぽは、岡山県唯一の花火製造会社である

「有限会社 森上煙火工業所」様へ訪問させていただきました

花火といえば、日本の夏の風物詩ですよね

大きくて美しい花火

でも、散り際はどこか儚くて、、、

そんな花火を大切な人と見上げた思い出が

それぞれみなさんあると思います

そんな心に残る思い出を作ってくれる花火工場が岡山にもあります

私たちは、森上代表取締役にお話しをお伺いしました

そこで製造工程から詳しくご説明してくださいました

1.配合

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原料となる薬品を混ぜ合わせて火薬にする工程

配合する薬品の種類によって、様々な光や色に変化します

2.星掛

花火玉の主材である「星」を作る作業

「星」は花火の色合いや形状を決める重要な火薬です

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大きさが均一になるようにこの機械で徐々に大きくしていきます

3.乾燥

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星掛けした火薬を天日で乾燥します
星掛け⇔乾燥をくりかえして、徐々に星を大きくしていきます

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4.玉込

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花火玉の外殻となる「玉皮」に完成した星を並べます

半円と半円を合わせるので少しでもずれると

打ちあがったときにきれいな大きな円の花火にならないそう・・・

まさに職人技です

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↑このようなデザイン花火を見たことがある方も

多いのではないでしょうか

なんと!そのままのデザインなんですね

5. 玉貼り

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玉込後の玉皮に糊付けされたクラフト紙を何重にも貼っていきます

隙間無く丁寧に貼っていくことで圧力が均等にかかり、

丸く大きく開く花火となります

機械で作業することもありますが、

手作業でひとつひとつ丁寧に何重にも

貼っていらっしゃいましたすごい・・・

6.乾燥

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玉貼り後の玉皮を天日干しを行い、しっかりと乾燥させます

乾燥したら再度玉貼りをし、強度を高めていきます

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すいかくらい大きな5号玉

こちらでは尺玉(10号)までを製造されています

7.完成

玉名を付けて完成です

ひとつの花火にたくさんの月日をかけ、多くの人の愛情が加わり、

見る人を感動させてくれているのですね

近年、音楽に合わせて花火を打ち上げる演出をしている花火大会もありますよね

森上社長が演出から手掛けた西大寺の花火大会の動画をみせていただきました

Adoの「唱」に合わせての花火

ぜひ、みなさまもご覧ください!

↓↓

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動画でさえも見入ってしまいますよね・・・

火薬に火がついて、導火線を通り、打ちあがる時間を計算、

花火が開花するタイミング、曲の強弱に狂いなくぴったり合わせる"職人技"が光ります

昔は、導火線に火をつけ、その場を離れるという

皆様も想像がつくような方法が取られていましたが、

デジタル化が進んだ今は機械に読み込ませ、1発勝負です

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曲と花火がぴったり合ったときはやはり、

"やりがい"につながるのだと語ってくださいました

花火師歴14年・4代目の森上社長の今後の夢は、

中国地方でもっともっと花火を広めていきたい

本場の新潟県や長野県に負けないように中国地方の花火、

岡山県の花火を見に行こう

この花火はどこが作っているんだろう?

森上さんの花火だ!!と

そこまで興味を持ってもらえると嬉しいと笑顔お話してくださいました

ちなみに、花火師さんに花火を上手に撮るコツを聞いてみました

・・・難しいですね

花火師さんでも難しいようです

でも、カメラマンさんが撮ると、こんなにもきれいに発色するんです

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これは、編集で色を付けているのではなく、発色がきれいに映っているそうです

肉眼では見えない色も実は発色しているということを聞いて、

製造工程を振り返り、配合の割合や星掛けの調製によって発色している

ということが理解でき、少しだけ花火に近づけた気がしました

次は、5月25日にある鞆の浦の花火大会

ぜひ、ぜひ、皆様足を運んでみてください

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タイトルなし.pngのサムネイル画像

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最後までブログを読んでいただきありがとうございます

長谷井 早紀 業務スタッフ

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