Staff Blog

2023/03/09

ワーゲンさんぽ#26

皆様こんにちは

少しずつ暖かくなり春らしさが感じられる頃となりましたね

今回のワーゲンさんぽは、これからの時期にピッタリな場所の紹介です!

『ワーゲンさんぽ』とは・・・

Volkswagen西岡山の周辺のお店や御ひいきにして下さっているお客様のお店などを巡って紹介していきます

今回ご紹介するのは「大原美術館」様です。

〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15 TEL 086-422-0005

開館 3月?11月 9:00?17:00 (最終入館16:30 ) 

   12月?2月 9:00?15:00 (最終入館14:30)

*分館は長期休館中です。

全国的にも有名ですし、岡山県で知らない方はいらっしゃらないと思います

そんな歴史ある場所に行って沢山のお話を聞いてきました

ぜひ、最後までお付き合い下さい!

倉敷市の美観地区にある「大原美術館

沢山の歴史的建物が並ぶ一角にある歴史ある日本最初の西洋美術中心の美術館です

私達がお伺いしたのは平日でしたが、美観地区は人も多く賑わっていましたよ!

コロナ渦で一時期、人が全くいなくなっていたとの事で日常を取り戻しつつある状況に嬉しかったです

大原美術館の歴史が始まったのは今から93年前の1930年(昭和5)。とっても歴史のある美術館です

本館入り口のある神殿風の建物は圧巻その重厚さから歴史を肌で感じます

IMG_4370.jpg

大原美術館は倉敷を中心に活躍した事業家の大原孫三郎が、志半ばで死去した画家児島虎次郎を記念して設立しました。

画家児島虎次郎は、大原孫三郎の薦めでヨーロッパへ勉強に行きます。そこで制作に励みながらヨーロッパの美術作品を収集します。

その収集した絵が大原美術館の基礎コレクションです。

IMG_4365.jpg IMG_4366.jpg

本館の中でお話をお伺いしました

お話して下さったのは森川副館長様・門利様・石井様・岡崎様。

皆さん和気あいあいでチームワークを感じ、素敵だなと思いました

現在、来場者数が少しずつ増えているそうで去年の秋には大原家旧別邸 有隣荘で特別展示を再開出来たとの事

館内の展示は学芸員の方がイベントやコレクション内容を踏まえて年4回くらい少しずつ変えているそうです

また、モーニングツアーやオンラインツアーなどの展示を楽しむイベントや春・秋の有隣荘特別公開、夜の有隣荘を楽しめる一期一景や歴史探訪ツアーなど歴史に触れるイベントなど様々な催しをされています皆様に楽しんで欲しい、歴史的な作品に触れて楽しさを知って欲しいとの想いが伝わってきました

「日本の人達に本物の西洋画を見せたい」との思いが始まりとなった大原美術館

その思いが受け継がれ沢山の方にアートを通して豊かな人生であるようにとの思いがスタッフの皆様にあるのだなと感じました。

だからこそ93年の歴史が作れるのだと思いました

いくつかのイベントがある中で、モーニングツアーについて詳しくレポートします

モーニングツアーとは開館前に解説員の解説付きで美術館の成り立ちや本館の作品をご案内してくれるツアーです。

作品と画家の出会いや作品の背景を聞きながら館内を回ります

その作品を知ると最初に見た時の印象が大きく変わる事ご存じですか。

また、作品を見る立ち位置を変えても絵の見方や捉え方が変わります

第一印象で受ける感動・解説後に受ける感動と発見は作品を直接見ているからこその物。

その感動や発見こそ人間性の豊かさに繋がり、豊かな人生のアイテムの1つになる気がしました

モーニングツアーは2種類あります。開催日はホームページより展覧会/イベント情報欄より確認できます

最後にホームページへのリンクも貼っておきますね

IMG_4360.jpg

モーニングツアーにはなかなか参加出来ないよと言われる方にご案内。

「機器貸し出し音声ガイド」や「スマートフォンを使ってのWEB音声ガイド」があります

使用条件などはホームページで確認出来ますのでぜひ利用してみて下さい

また、有隣荘特別公開一期一景のイベントでは有隣荘1階洋間で、ウェルカムドリンク(アルコールor ソフトドリンク)を飲みながらノスタルジックな時代に浸れます

さらに美観地区を邸内の2階から眺められゆったりと時間を過ごせるんです

大原美術館の創設者大原孫三郎の私邸である有隣荘は1928(昭和3)年に完成しました歴史ある建物です非現実な時間を過ごせますね

有隣荘特別公開一期一景のイベントは開催期間が限られた貴重なイベント

こちらもホームページより展覧会/イベント情報欄より確認できます

次回の開催時にはこのブログでお知らせ出来たらいいなと思います。乞うご期待

大原美術館が使命とされている中の1つに「明日を担う子どもたちが幼児から美術や文化にかかわることが出来るように、さまざまな体験の場を提供します」とあります

その為、様々教育普及活動を実践されています

子供の鑑賞は意味合いや背景など関係なく創造性を豊にすると聞いた事があります。

「美術館に子供を連れて行くのは・・・」と思われる方も安心して下さい

子供達の入館もぜひして欲しいとの事です。館内用貸出ベビーカーもありましたよ。おつむ交換場所もあります!

IMG_4371.jpg

小さい頃に来場した子が大人になって、さらに家族を連れて来てくれるような美術館でありたいと言われていました

子供の頃に見る作品と大人になり環境が変わって見る作品は同じでも捉え方が違うのだと思います。

ぜひご家族の方と一緒に行ってみて下さい。作品の感想を聞くと子供ならではの意外な言葉が返ってくるかもしれませんね

大原美術館は古く歴史がある事から、古美術を展示しているという勝手なイメージを持っていました

今となっては古い絵ですが児島虎次郎が収集していた当時は最新の近代アートが多かった

という事は当時の大原美術館は近代アートの美術館だったのです

その精神は現在も続いていて、現代作家の方達と協働して作品の収集・公開をされています

守るだけでなくこれからを見据えた活動。日本の芸術を発展させていく大きな役割を担っている事を知ることが出来ました

大原美術館の特徴の一つに作品との距離が近い事があります!近くで絵のタッチや素材感を味わって欲しいからとの事

IMG_4353.jpg IMG_4354.jpg

※館内は撮影禁止です。今回特別に撮影させて頂きました※

実際に見て思うのは、作品に古さを感じない

その為にはしっかりとした保存管理が必要との事。

防虫・湿度・光など画材によって保管方法など変わります。しっかり管理して作品後世に残していく作業。

「優れた文化芸術の保存・継承」

凄いなの一言に尽きます

今回お話を聞きながら館内を案内して頂きました。

沢山の作品を "見て" "感じ取って" "知って" "発見して" とても楽しい時間になりましたワクワクしました

日常の事は忘れて作品に没頭して、そして心がとてもリフレッシュしました

この気持ちが芸術作品に触れる醍醐味なのかなと感じました

岡山県の方にリピーターになって欲しいと言われていました。県内にこんな凄い美術館があるなんて、おこがましいですが誇らしい!

ぜひ足を運んでみて下さい。

ホームページ ここをクリック

Instagramここをクリック

原田 業務スタッフ

プロフィール →