2025/02/24
テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#18
皆さまこんにちは!
今回もスタッフブログを開いて頂きありがとうございます。
「読みました」の声、とても嬉しいです
これからの更新頑張れます
今回の
「テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#18」はTDIエンジンとAdBlue®
最新のTDIエンジンは、環境性能と走行性能を高いレベ ルで両立したクリーンディーゼルエンジンにターボチャージャーを組み合わせたものです(Turbochaged Direct Injectionの略です)。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ効率が良いため、同じ距離を走っても消費する燃料がおよそ3割少なく、排出するC02の量もその分軽減されます。 ディーゼルエンジンの燃料である軽油はガソリンより燃料製造段階におけるCO2排出量が各段に少量なので環境対策としてとても優れています
また、ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べてトルクが大きいため、力強く加速することができますが、エンジン内部の燃焼圧力が非常に高いため、ガソリンエンジンに比べ燃焼時に振動や作動音が大きく、エンジン本体もやや重くなります
しかし、燃焼効率が非常に高く環境性能と走行性能を両立しているのが特長なのでvolkswagen車もTDIを搭載している車種が沢山あります
そんなすごいディーゼルエンジンですが、ガソリンエンジンと違いAdBlue®が必要となります
AdBlue®とは・・・・
ドイツ自動車工業会(VDA)の登録商標で、排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)の浄化用に使用される尿素水溶液のことです
フォルクスワーゲンの新世代ディーゼルエンジン搭載のTDIモデルには、AdBlue® の補充が不可欠です
AdBlue®を使用したNOx浄化システムは、一般的に「尿素 SCR*システム」と呼ばれており、有害物質である窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH3と化学反応させることで、無害な窒素(N2)と水(H2O)と二酸化炭素(CO2)に分解して大気に排出します。
AdBlue®は、排気ガスに対して常に散布されるため、燃料と同じように消費され、 AdBlue®がなくなるとエンジンが始動でき なくなります。そうなってしまう前にメーター内の可能走行距離に十分注意して下さい
走行状況環境により異なりますが、Passat TDIの場合、1,000km走る毎に およそ1.5?消費します。残量が減り、走行可能な距離が短くなるにつれて、段階的に警告音・警告表示にてお知らせしますので、早めにフォルクスワーゲン正規販売店にお立ち寄りいただき,補充して下さい
アドブルーは気温の変化と時間の経過により未使用でも劣化が進む薬剤ですのでAdBlue®のご自宅での保管はお勧めしません
AdBlue®の残量表示は下記の通りです。(車種や年式により違いがあります)
残量で走行可能な距離 2,400km以下 警告表示の色 白
400km走行毎または8時間毎に繰り返しダッシュパネルに表示。 走行可能な距離の数字は100km単位でカウントダウン。 警告音×1回
残量で走行可能な距離 1,000km以下 警告表示の色 黄
100km走行毎または4時間毎に繰り返しダッシュパネルに表示。 走行可能な距離の数字は50km単位でカウントダウン。 ブザー×1回
残量で走行可能な距離 200km以下 警告表示の色 黄
20km走行毎に繰り返しダッシュパネルに表示。 走行可能な距離の数字は10km単位でカウントダウン。 ブザー×1回
残量で走行可能な距離 0km 警告表示の色 赤
警告 : エンジン始動不可。(停止後は再始動不可) ブザー×3回
AdBlue®の補充タイミング面倒だなと思う方もいらっしゃるかと思いますが、早いタイミングから車がちゃんと知らせてくれますのでご安心を
VolkswagenのTDIについてご説明しました。
ディーゼルエンジンは振動や作動音が大きいと上記で説明致しましたが、volkswagenのディーゼルエンジン(TDI)はサイレンサー(車のマフラーからの排気音を小さくして音量を抑えるパーツ)・消音材の改良やレーザー溶接・超高張力鋼板の採用などにより高い静粛性を実現しています
Volkswagen倉敷笹沖にはTDIエンジンの試乗車がありますので、ぜひ体感を!
最後まで読んで頂きありがとうございました