2024/12/16
テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#16
皆様こんにちは!
スタッフブログを見て下さりありがとうございます
16回目となる「テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL」です
フォルクスワーゲンの一部車両に装備されている"DCC"
何と今回、新型Tiguanや新型Passatに搭載されているDCC はさらに進化したんです!
今回は進化したDCCについて詳しく説明していきますね
基本の情報として
アダプティブシャシーコントロール(DCC)とは・・・
ハンドル操作やサスペンションを電子制御する事で、様々なモードで走行出来る機能です。
DCCを機能させる為の操作は簡単です。(車種や年式によって異なります)
選択画面を表示させその中から好きなモードを選択するだけです!
ノーマル
日常走行時に適したモードです。
コンフォート
快適性を高めたモードです。主に高速走行、長距離などにおススメです。
スポーツ
俊敏性を高めスポーティに走る為の調整を行います。
エコ
通常時より低燃費にする為に、エンジンやエアコンなどの機能を制御します
レース
シャープなエンジンレスポンスやシフトポイントになり、パワーを維持したアグレッシブな走りになります
以上の様にモード変化が可能(車種により選択できるモードは異なります)
DCCで重要なのはサスペンション
ではサスペンションとはなんでしょうか・・・。
タイヤを支え、衝撃を吸収し、タイヤの路面への接地性を高め、乗り心地と操縦性などを向上させる機構です。
サスペンションはタイヤを支えるサスペンションアームとバネ(スプリング)、ダンパー(ショックアブソーバ)から構成されています
走行中に地面の凸凹からの衝撃や、加・減速、コーナリングなどの重力をまずはバネが伸び縮みして衝撃を吸収します。
しかし、バネの伸び縮みは車体・ブレーキ・タイヤなどの重量の影響ですぐには収まりません。この揺れを抑えるのがダンパーです。
ダンパーは筒状で中にはピストンがあり、粘度の高いオイルと封入されていてバネの伸び縮みに合わせて動きます
このダンパー部分の伸び縮みを電子的に制御して走行モードを変えられるのがDCCです。
新型Tiguanや新型Passatに搭載されているDCCは、フォルクスワーゲン初となる2バルブ独立制御式を採用し"DCC Pro"へと進化しました
ダンパーの伸び側と縮み側が独立したオイル回路となってそれぞれ別々にバネの伸び縮みをコントロールします。これにより4本のホイールごとに最適な状態を計算しダンパーを0.001秒レベルで調整します。
従来のDCCでは不可能だった複雑な制御を実現出来るようになりました
Volkswagenの走りへのこだわりを感じる部分だと思います。
事前にご連絡頂ければ、DCCProの試乗車を用意いたします。
ぜひ体感下さいね
最後まで読んで頂きありがとうございました。