テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL#3
皆様こんにちは
第3回サービスブログ!時期に合った内容をお伝えしていますが、「これって何」「こんな事知りたい」などご意見も募集しています
皆様と繋がっていきたいです
Volkswagen倉敷笹沖"テクニカルマイスターのワーゲンSCHOOL"
少しでも車を好きになってもらえたらいいなと思っています
今回はバッテリーについてです
夏になるとバッテリー上がりのお問い合わせが増えてきます。エアコン使用によっては電力消費が大きくなり弱ったバッテリーだと電力供給に耐えられないからです
皆様とバッテリーについて情報共有できればと思います
車のバッテリーの役割としてすぐに思い付くのはエンジンを始動させる事ではないでしょうか。それも勿論大きな役割ですが、バッテリーは車のあらゆる電子機器に電気を供給するという役割もあります
車に搭載されるコンピューターは10年前と比べて約6倍に急増しています
Start/Stopシステムやブレーキエネルギー回生システムを搭載した車はバッテリーとの繋がりがとても深くなっているのです。
より耐久性や寿命を求められるようになった車のバッテリー。
現在の純正バッテリーは、補水なしで寿命まで能力を発揮出来るように進歩しています
ここで、少しマニアックなお話になりますが・・・
VolkswagenではAGM(ガラスマットタイプ)とEFB(強化タイプ)の2種類を車両に応じて搭載しています
AGMバッテリーは振動に強く、液漏れの心配がないのが特徴です。またEFBは低価格というメリットがあります。
また、純正バッテリーは車両にあわせて独自に開発をされているのでサイズや使用などが市販商品とは微妙に異なる場合があります
例としてバッテリーの容量を表す単位のAHを比較すると、規格は60AHですが、フォルクスワーゲンは61AHです。
高性能のバッテリーは高い・・・
皆様はバッテリーも長持ちさせたいと思いますよね
バッテリー寿命に大きな影響を与えるのは使用環境です
長期間車に乗らない(自然放電)
渋滞にはまる事が多い/短い距離しか乗らない(充電不足)
夜間や雨天走行が多い/後つけ電装品が多い(電気使用量が多い)
エンジンを止めた状態でのエアコンやオーディオの長時間使用(充電されない状態での放電)
上記の使用はバッテリーの負担が大きく寿命を短くさせてしまいます。