2025/01/18
読書レポート Part1
寒い日が続きますが、みなさんお元気でしょうか?
お正月休み、インドア派の私は混み合うのを避けてどこにも行かず、ウチで読書などをして過ごしました
以後続くかわかりませんが、読書レポートPart1です。
今回読んだのは、経済記者で覆面作家の梶山三郎著
『トヨトミの野望』(小学館文庫)、
『トヨトミの逆襲』(小学館文庫)、
『トヨトミの世襲』(小学館)
の3冊です。
『トヨトミの...』と題名にありますが、戦国時代の話ではありません。
愛知県にある世界一の自動車メーカー、トヨトミ自動車の社長のお話しです。
お察しの通り、トヨ〇自動車をモデルに描かれている、フィクションの小説になります。
『トヨトミの野望』は豊臣家以外の社長時代から、豊臣家の豊臣統一氏が社長の座に就くまで、
『トヨトミの逆襲』は豊臣統一氏の社長時代、
『トヨトミの世襲』は自動車のEV化に出遅れたトヨトミと、持ち株比率2パーセントの豊臣家が、社長の座をいかに世襲させるかの苦悩、豊臣家の秘密などが描かれています。
フィクションとはなっていますが、リコール問題や社長交代のタイミング、ディーラー不正問題など、実際にあった事柄も描かれていて、思わず "あの社長がこういうことをしてるのか"、"トヨ〇の内部はこんな感じなのか" と実際の事柄や人物と重ね合わせてしまうほどリアリティがあります。
あくまでフィクションの小説ですが、私個人、トヨ〇の営業をしていた時期とも重なり、引き込まれた所もありましたが、これからのトヨ〇の、更に言えば日本の自動車産業の行く末も考えさせられる本でした。
読みやすい本なので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
営業のうなやまでした。