2018/11/11
【新型車情報】Passat Alltrack デビュー
皆様こんにちは、副店長の原です。
いつも当ショールームのブログをご覧いただきありがとうございます。
先日はブログでスタッドレスタイヤについてご紹介しましたが、
毎年この時期に、スタッドレスタイヤと同じく需要が高まる物のひとつが 4輪駆動 のクルマです。
4輪駆動車は中古車市場でも、この時期は値段が高めの傾向があるようです。
やはり悪路での走破性や、安定性などは4輪駆動のクルマにはかないませんよね。
今回ご紹介する
『Passat Alltrack』
Passat Variantのラインナップの中では唯一の4輪駆動モデルとなります。
最近ではPassat/Passat Variantとも、ダウンサイジングの流れで、販売台数の多くは1.4リットルエンジンが占めるようになりました。
しかし、以前はPassatといえばパワフルで、フルタイム4輪駆動のモデルが中心だったことをご存知でしょうか
遡ること1984年に、「アウディ80」をベースにした2代目Passatにて4輪駆動モデルである「シンクロ」が発売されました。
その後、モデルが変わるごとに4輪駆動モデルのエンジンも大型化され、
1996年発売の5代目Passatでは排気量2.8リットルへ
さらに、2005年発売の6代目Passatでは3.2リットルへと拡大の一途をたどります。
1981年に登場した2代目パサート
6代目パサート、ハイパフォーマンスモデルR36も発売された
当時は、販売されるPassat/Passt Variantの実に8割以上が4輪駆動モデル、
Passatといえば大排気量の有り余るパワーを4輪でグイグイと力強く走る、といったイメージでした。
しかし、2011年発売の7代目Passatでは一気にダウンサイジング。
メインとなるグレードが大排気量の4輪駆動モデルから、1.4リットル前輪駆動へと大きく様変わりしました。
7代目パサート、カーデザイナー、ワルター・デ・シルヴァの統一デザインが採用されている
その後、2012年に「Passat Alltrack」の名で復活した4輪駆動モデル、
他のグレードが、紳士的あるいはスポーティなイメージを持っていいるのに対し、
「Passat Alltrack」はより一層、オフロードを強調したスタイリングを持つモデルへと進化しました。
2012年に発売された「Passat Alltrack」。専用パーツが装着され、オフローダー的なタフな雰囲気も持っている。
新型「Passat Alltrack」はスタイリングもさらにアグレッシブになった。
それでは今回6年ぶりに発表された、新型『Passat Alltrack』、
このクルマの魅力
をスタイリングと、テクノロジーを中心に少しご紹介しましょう。
まずは、エクステリアの「Alltrack」専用装備の数々。
ステンレス調のアンダーガードが付いた専用バンパー、
樹脂パーツで覆われた専用ホイールエクステンション、
アルミ調のアンダープロテクションの付いたサイドシル、
などによりクロスオーバーなスタイリングを強調。
さらに、Passat Variantより車高が30ミリアップしていることで、力強くアクティブなデザインになっています。
また、ドアミラーハウジング、アルミホイール、オーナメントも専用設計のため、
一目で上級モデルであることが分かる高い質感
を持っています。
導入されているテクノロジーについても一部、ご説明しておきましょう。
Passat Altrackの4輪駆動には第5世代のハルデックス・カップリングを採用しています。
このシステムでは、制御ユニットがドライバーの アクセルワークだけでなく、
ホイールスピードやステアリングアングルなどのパラメーターを分析して理想的な駆動トルクを計算、
瞬時にして前後輪のトルク配分を変更します。
これにより、必要であれば、前後輪の駆動トルクを100:0ー50:50の 範囲で配分します。
低負荷走行時には前輪だけにトルクを配分して燃料消費を抑え、
発進・加速時には、 後輪へのトルク配分を増加するなど、
状況に応じて前輪・後輪のトルク配分を連続的に変化させることで 力強い発進加速や高速走行時の安定性、
低μ路での優れたトラクション性能を実現し、
あらゆる走行 シーンでスムーズかつ安定した走りを実現します。
と、難しいことをずらずらと書いてしまいましたが
要は最新のシステムで、安心して走れるということ。
メカニズムや、スタイリングのみならず、TDIの力強い走りもお約束します。
後は実際のクルマを確認するのみ、
ぜひ、ショールームにお越しくださいませ。
皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ちしております。
(ハルデックス・カップリングとは・・・・スウェーデンの自動車部品メーカー、ハルデックス・トラクションが供給する4輪駆動システム。主に、フォルクスワーゲン、アウディ、ボルボ、フォードなどに部品を供給。市販車の世界最高速記録(431km/h)を樹立したことで知られるブガッティ ヴェイロンがハルデックスのシステムを採用したことで、ズバ抜けたパフォーマンスポテンシャルとスタビリティの高さを世界中に実証しています。)