2018/09/14
新燃費基準『WLTCモード』日本導入について
皆様こんにちは、副店長の原です。
いつも当ショールームのブログをご覧いただきありがとうございます。
皆様いかがお過ごしですか
体調のことももちろんですが、クルマも快適にお使いいただいているでしょうか?
中にはお盆休みの長期連休を利用して、クルマで遠くにお出かけになった方もいると思います。
クルマで出かけるときは燃費も気になるものですよね
特にストップ&ゴーが多い日本の交通事情は世界の中でもクルマにとって厳しい環境でもあります
しかし、長距離や高速走行での燃費が案外いいことに気づいた方もいるのではないでしょうか
私も家族で遠くに出かけるときなどは燃費を計測しながら運転することもありますが
おおよそカタログに記載されている燃費で走っていることが分かります。
今回はこの「カタログに記載されている燃費」に関する話題です。
「JC08モード」という言葉を聞いたことがありますか
では「NEDC」という言葉はどうでしょう
知っている方は、かなりクルマに詳しい人といえると思います
実はこれ、どちらもクルマの
「燃費計測方法」
をあらわしています。
日本では「JC08モード」と呼ばれる計測方法で燃費を計測しています。
カタログに記載されている燃費がまさにこの方式で測定した数値で、
日本に入ってくる輸入車ももちろん対象となります。
一方、「NEDC」はドイツをはじめとするEU各国で採用されている計測方法です。
さらに、アメリカではまた違う基準で計測しています。
このように、今のところ燃費を測定する方法は各国様々、
そのため自国の計測方法ならいい燃費なのに、輸出先の国ではイマイチ
ということが往々に発生しています
(実際、日本で燃費がいいとされている某人気車がアメリカでの計測ではJC08モード燃費の半分ほどの値しか出なかったということもありました)
ショールームで車の説明をしているときにも「どのくらい走りますか?」と燃費の質問をいただくことがあります。
この時にお客様は当然、実走行での燃費を知りたがっています。
カタログ値を知りたいのではありません。
「カタログでは○○km/lですが実際は△△km/lぐらいですよ。」
といったようなお答えをしていますが、これっておかしな話ですよね
輸出先での燃費計測では自国での数値と違う値。カタログ値は実走行ともまた違う。
カタログの燃費っていったい何なのでしょうか
と、ここまで肝心の『WLTC』について全く触れずにきてしまいました
ちょっと長くなってしまいましたので、
『WLTC』導入の背景については、次回、ご説明したいと思います
環境のためにも、お財布のためにも、燃費のいい運転を心がけたいものですよね