2022/03/16
間違えたらかけない!
ガソリンの値上がりが止まりませんね という事で今日は燃料のお話を...
Volkswagen車の燃料は、ガソリン車がハイオク、ディーゼル車は軽油ですよね。
ハイオクとは「高オクタン価ガソリン」で燃えにくい燃料です。
オクタン価とは異常燃焼の起こしにくさを数値で表したもので、オクタン価が高い=異常燃焼を起こしにくいという事になります。
オクタン価96以上がハイオク、89以上がレギュラーですが、燃えにくいハイオクは空気の混合気をより圧縮して燃やすので大きな力が生まれます。
スポーツカーや高排気車・高級車・外国車に多く使用されています。
レギュラー車にハイオク入れるとパワー上がる? エンジンが綺麗になる? と思っている人がいる説があるそうですが、実際そのようなことはなく差額分のコストがかかるだけですし、
レギュラー車はレギュラーガソリンで最適な燃焼をするように設計されているので、レギュラーガソリンを入れるのが最も効果的です。
ハイオク車に間違えてレギュラーガソリンを入れてしまった場合、レギュラーの方がオクタン価が低いためノッキング現象(振動)やエンジン故障を起こしやすくなります。
間違えてしまった場合は、ノッキングが起こりがちな高回転域の使用を避けて、混ざってしまった燃料を使いつつこまめにハイオクをつぎ足しましょう。
ただし、スポーツカーの中でも特に高性能エンジンを搭載したモデルや、高出力ターボエンジンなどはレギュラーガソリンを抜いてハイオクに入れ替えるのが無難です。
と、ハイオクとレギュラーの入れ間違えは、次からしなければ今すぐどうにかなってしまうものではないのですが(もちろんしない方がいいですが...)、軽油はそうはいきません!
万が一ディーゼル車にガソリンを入れてしまったら、気付いた時点で給油をやめて決してエンジンをかけないでください!
エンジンをかけてしまうと燃料噴射ポンプや噴射ノズルの故障、白煙が上がってエンジンが停止してしまい、多額の修理費用がかかってしまいます。
間違えた事に気付いたら、すぐに給油をやめて燃料を抜き取る必要があります!
ガソリン車に軽油を入れてしまった場合も同様です。
どの燃料を入れるかは給油口の蓋に記載がありますので、「あれ!?」っと思った時はご確認ください。
【ハイオク】
【軽油】ディーゼル
【レギュラー】
また、ディーゼル車で寒冷地へ行く際は、目的の寒冷地で寒冷地仕様の燃料を入れないとエンジンがかからなくなってしまいますのでお気を付けください。
(詳しくは11月20日のブログ【ディーゼル車にお乗りの方へ】をご覧ください)