2021/12/09
ジャッキアップポイント
ご来店のお客様と一緒に作業前のボディーチェックをしていると、「あれいつぶつけたんだろう」とお客様がびっくりされている事があります。
ドアの下に少しくぼみがあるのお分かりになりますか
写真だとちょーっと(だいぶw)分かりづらいのですが、肉眼で車両を見るとロッカーパネルに(左右それぞれ)2か所くぼみがあります。
こちらはお客様がぶつけてしまった訳ではなく、ジャッキアップする際のポイントの印です。
ポイントの印としたのは、ここがジャッキを当てるところではないからです。
万が一このくぼみにジャッキを当てて車を持ち上げてしまうと、車の重さに負けてロッカーパネルがへこんでしまいます。
ジャッキアップポイントはこのくぼみの延長線の車体下部にあり、補強されているので車重が掛かっても耐えられる造りになっています。
【車両下部】
【拡大】
工場での作業時は、リフトアップする際ジャッキを当てる部分にゴムをかませて車両を上げます。
ここがジャッキアップポイントです!
最近は夏冬のタイヤの付け替えもお店でという方がほとんどですし、スペアタイヤが無い車両も増えていますし、ジャッキアップが必要な事態にはロードサービスを手配するのが一般的になってきているので、ご自身でジャッキを使う機会は少ないと思いますが、万が一上げる際にはジャッキを当てる場所にお気を付けください。
ちなみにくぼみではなく▽マークが目印の車両もありますでの、ご自身のお車の目印は何か見つけてみてください。